歯周病の治療期間について

虫歯と歯周病は歯科における2大疾患と呼ばれるほど患者数の多い疾患です。
特に歯周病の場合は、虫歯と異なり一度罹患すると一生付き合っていかなくてはならない疾患であるため、虫歯よりも通院している患者の数は多いと言われています。
つまり、歯周病の治療期間はある意味一生であるとも言えるということです。

ですが、それはメンテナンスを含めたものであり、実際の治療期間は歯周病の進行具合によって異なります。
初期の歯周病であれば比較的短期間で治療自体は終了しますが、症状が深刻であればあるほど治療期間が長くなってしまうのは当然のことです。

また、歯周病の治療の基本は予防治療です。
そのため、歯医者で行われる治療は歯石の除去とブラッシングの指導であり、歯周病の進行度合いは患者の行動によって異なってくると言えます。
そのため、正しいブラッシングを継続していれば歯医者で行われるメンテナンスも回数が少なくなり、治療期間も短くなります。
逆に生活習慣に乱れがあったり、誤ったブラッシングを行っている、ブラッシング自体ができない状態が続いているといった場合はメンテナンス回数も当然増えますし、治療期間も長くなります。
歯周病は生活習慣病とも言われているように、生活習慣が密接に関係しています。
生活習慣を変えていくのは容易なことではなく、そのために歯周病の治療期間も比較的長くかかる人が多いと言われているのです。

何にせよ、歯周病予防と治療のためには定期的に歯科医院に通うことが必要です。

◆参考サイト◆
歯周病の無痛治療を行う、目黒の〈キュアデンタルクリニック〉