インプラント治療を活用しよう

インプラント治療を始める前には治療計画をたて、口全体を検査し、診断します。そしてインプラント治療を受けたい理由や要望などを聞く問診カウンセリングをします。次に歯を失った原因の検査や口腔内の検査などと骨の様子を診ます。また、インプラント治療に支障となるような病気や異常がないかの内科的検査をします。そして最終的な治療計画を患者と話し合いしっかりとカウンセリングを行い、患者と歯科医両者が納得して、始めてインプラント治療を開始します。

手術の前に、検査で発見された虫歯、歯周病、歯槽膿漏などの治療をする必要があります。治療が終わると第一次手術を行います。手術は、滅菌した手術室で行い血圧、脈拍、体温などを測り、健康状態を調べて手術を受けられる状態かどうかを確認します。 歯、歯肉、舌の清掃および消毒をして、麻酔をし、麻酔医が、血圧、血液中の酸素濃度、脈拍などをモニターで監視します。そして歯が抜けたところに、インプラントを埋め込む手術を行います。手術の時間は埋めこむ本数によりますが、長くても半日で完了する場合が多く、その日のうちに家へ帰ることができます。

第一次手術を行い、一定の期間をおいた後、インプラントとインプラント義歯をつなぐアバットメントを装着する第二次手術を行います。第二次手術後型どりを行い、３、４週間後には歯が入ります。しばらくの間は仮歯で慣れて問題点を解消した上で、最終的なセラミックの歯をつけます。インプラントはメンテナンスが大切です。お口の健康を維持ためにも、専門の歯科衛生士による衛生指導と専門医による定期的な検診を受ける必要があります。メンテナンスをきちんとすることによって長期的に安定してインプラントを機能させることができます。