インプラント治療を活用しよう

インプラントで最も大事な事は治療後のメンテナンスと言えます。インプラントには神経がないので感染が起きても自覚がなく、グラグラしたり、膿が出はじめて気がつくのですが、こうなってからでは手遅れであるため、治療後は医師の指示に従い、定期健診を受けるようにしましょう。天然の歯と同様、インプラントも良好な口腔衛生が必要で、口腔衛生が悪い状態が続くと、インプラントの脱落などの原因になります。良好な口腔衛生を保つ為には、定期的な検診のほかにも、細菌は歯垢、歯石のなかに細菌の集落を形成するため毎日のブラッシングとフロッシングで定期的な歯垢、歯石の除去が必要になります。除去する際に、金属製のスケラーやポリッシング材などでは表面を傷つけてしまいますので、特殊なフロスや歯ブラシ、口腔洗浄剤などの様々な口腔ケア製品を、医師に相談したうえで、自分にあった方法を選択しケアするようにしましょう。

インプラントを検討中の方はインプラントはどれくらい持つのだろうかという疑問をおもちになると思われます。インプラント治療は、３０年以上前から臨床で行われている治療ですが、まだまだ日本国内では新しい治療という認識が強くあります。最新のデータでは、１０年前に入れたインプラントの内、９割以上の方が全く問題なく機能しているとされていて、インプラントへの信頼性はますます高まってきています。ただ、長持ちするインプラントですが、ただ何もせずに放置しては、インプラントの寿命も短くなってしまいます。インプラントを長期にわたって使用していく為には、定期検診は不可欠ですので注意しましょう。